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Jeff Beck ジェフ・ベック/Canada 2018


Jeff Beck ジェフ・ベック/Canada 2018
遅れて現れた傑作ライヴアルバムが登場です。女性チェリスト:ヴァネッサ・フリーバーン・スミスを迎え、本道に忠実でありながら、今までに聴いたことのないアンサンブルが話題となった2018年型JEFF BECK GROUP。現在は予定されていたすべての日程を終えて休養に入っており、マニアによる音源総括もほぼ終了しました。本作は、そんな状況の中で突如として現れた名録音。「2018年8月1日:トロント公演」の極上オーディエンス録音です。2018年の歩みは6月から7月頭までのヨーロッパ・ツアーと、7月下旬から8月いっぱいの北米ツアーの2つ。本作は、そのうち北米ツアーの模様です。当店では幾多の傑作でリアルタイム・レポートもしてきましたので、ここで日程でコレクションを整理してみましょう。 《7月18日-21日:3公演》・7月22日『SAN DIEGO 2018』・7月24日:シュガーランド公演・7月25日:アービング公演・7月26日『DEFINITIVE AUSTIN 2018』 《7月28日-31日:3公演》・8月1日:トロント公演 ←★本作★・8月3日:ボストン公演・8月4日『CAMDEN 2018』 《8月5日-19日:10公演》・8月20日『WOLF TRAP 2018』《8月22日-26日:4公演》 これが今年行われた北米ツアーの概要。ポール・ロジャース&アン・ウィルソンとの豪華カップリング・ツアー“STARS ALIGN TOUR”として行われたものです(数公演でポールが不参加の日もありました)。本作のトロント公演は、その11公演目。ツアー中盤にあたり、もっとも近いのは2018年の最高峰となる超傑作CD『CAMDEN 2018』。その2公演前となるライヴアルバムです。そんな本作は、遅れても公開されただけはある素晴らしさ。何よりも心奪われるのは見事なほどのオンな芯。詳しい録音ポジションは伝わっていませんが、恐らくはかなり前方席なのでしょう。極太の芯が現場空間にほとんど影響されずに真っ直ぐ手元に飛び込んでくる。あまりにも逞しいためにオープニングの「Pull It」「Nadia」では歪みかけたり、わずかな微調整を試みるシーンもあるのですが、それもすぐにビシッと定まって以降は超端麗。ほんのりとした会場音響も演奏音に艶を与えはすれどこもりや濁りにはならず、「まるでサウンドボード」と呼ぶに相応しい繊細なディテールも麗しい。当店では北米ツアー5作目となるわけですが、やはり無視することのできない素晴らしい名録音なのです。絶品のダイレクト感に加え、さらに前方席感覚なのが歓声。ジェフのショウだけに無闇矢鱈なバカ騒ぎにはならないとは言え、やはり北米は日本よりも遙かにオーディエンス・ノイズが多いもの。ところが本作は、それさえもが絶妙でして、曲間で沸き上がる喝采や声援が頭の後ろから背負い込むような立体感。現場ならではのリアルな臨場感を描きつつ、前から迫る演奏音との間に入ってこないのです。そんなサウンドで描かれるショウは、これまでもお伝えしてきた通りの最新アンサンブルが胸に迫る。この日はポール・ロジャースも含む3組出演なのでショートセットで、超傑作『CAMDEN 2018』にも肉薄する濃縮された熱演がたっぷり。ただし、まったく同じというわけではなく「Brush With the Blues」が演奏されない代わりに「Little Wing」がセット入りしている。気分でブルース担当曲を入れ替えていたわけです。それ以上なのは、やはりヴァネッサ嬢。ジミー・ホールの男臭い歌声との対比も鮮やかな「I Have to Laugh」、しっとりとした情感が染み渡る「Mna na h-Eireann」、快活なジェフのフレーズを重厚感で支える「Stratus」、KING CRIMSONばりの暗黒面を演出する「Big Block」などなど。未だオフィシャル作品になっていない絶品アンサンブルをたっぷりと味わえるわけです。オフィシャル作品も日本公演もアナウンスされない2018年型JEFF BECK GROUP。美しくも重厚に甦ったジェフの世界をまた1公演、極上サウンドで味わえるライヴアルバムです。冒頭で音像が固まるまでに数分を要する事もあって超傑作『CAMDEN 2018』には及びませんが、それでさえささやかな変化に過ぎませんし、その後は文句の付けようがない超美音が絶え間なくフルショウを貫く。最新アンサンブルの初体験には『CAMDEN 2018』や『DEFINITIVE AUSTIN 2018(Wardour-290)』をこそお勧めいたします。それは今も揺るぎません。しかし、「もっと聴きたい」「もう1回分」となったときこそ本作の出番。その期待に見事に応えてくれる、遅れてきた大傑作。 Live at Budweiser Stage, Toronto, ON, Canada 1st August 2018 TRULY PERFECT SOUND (71:59) 1. Pull It 2. Nadia 3. Stratus 4. You Know You Know 5. Morning Dew 6. I Have to Laugh 7. Lonnie on the Move 8. Mna na h-Eireann 9. Just for Fun 10. Big Block 11. Little Wing 12. Cause We've Ended as Lovers 13. Superstition 14. A Day in the Life 15. Corpus Christi Carol 16. Going Down Jeff Beck - Guitar Rhonda Smith - Bass Vinnie Colaiuta - Drums Jimmy Hall - Vocal Vanessa Freebairn-Smith - Cello
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  1. 2018/11/20(火) 00:23:26|
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